標的〈まと〉
教室についてからも僕は真由との会話を何度も思いだしていたんだ。

引っ張られた腕もまだ感覚が残っている。

きっと真由は僕のモノになるだろう。

自信があった。

飯島を早く片付けなくちゃ全ては始まらない…。

どんな手順で真由を手に入れよう?

こればかりは焦っちゃろくな事にならないな…。

真由が飯島を軽蔑するように考えなくては。



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