標的〈まと〉
理由

賢一の望み

佐川の家に着いた。

意外と落ち着いていた。佐川は自宅に居てすぐに外へ顔を出した。
『お前何のつもりだ?学校でも話せんだろうが!それとも親にでもチクりに来たか?』

俺を警戒しているらしい。

『お前と話しに来ただけだよ。いきなりなんなんだけどさ、何故俺をイジメの的にしようっするんだ?俺ら普通じゃなかったっけ?』
 
 
佐川はいきなり笑いだした。
 
『お前つくづくバカなんだな』

 
 
 
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