愛のかたち+


ゆっくりと
香は歩いてくる。

俺は黙ったまま
香に座るよう
促した。

俯き俺の前に座る香。


「何してたんだよ」

「…あのね!
弘輝とのことを…
その…」

「なに?
俺が……なに?」

少し
イライラしながら
香を問い詰める。

「香」

「……あの…
私………

ごめん」

「謝れって
言ってないだろ
あいつと
なにしてた」

「……ごめん」







< 11 / 30 >

この作品をシェア

pagetop