愛のかたち+



「弘輝に触れると
胸がドキドキして…

わからなくなるの」

そう言った香は
俺の背中に手を回して

〔拒否して
ごめんね〕

って
小さく呟いた。

香は香なりに
精一杯だったんだ。

俺に攻められれば
体は反応するのに
どうしていいかわからない。


香は

怖かったんだ。






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