月と太陽とオオカミとクロネコ
雲の向こうで光る太陽
――今日は朝から曇り空。
太陽は雲に隠れて、見上げても薄いシルエットが判るだけだ。
はぁ。
どうしよう。
オオカミくんは、ウサちゃんが好きなんだとばかり思ってたのに。
でもウサちゃんは、オオカミくんが好き、だよね?
二人は仲がよくて、何と言うか……阿吽(あうん)の呼吸の様な、二人のリズムや呼吸がある。だから、アタシがオオカミくんに……なんて、考えたこともなかった。
携帯を取り出して、窓越しに空にかざしてみる。
まぁるいガラスのストラップが、曇天の陽光を鈍く反射した。
→next
太陽は雲に隠れて、見上げても薄いシルエットが判るだけだ。
はぁ。
どうしよう。
オオカミくんは、ウサちゃんが好きなんだとばかり思ってたのに。
でもウサちゃんは、オオカミくんが好き、だよね?
二人は仲がよくて、何と言うか……阿吽(あうん)の呼吸の様な、二人のリズムや呼吸がある。だから、アタシがオオカミくんに……なんて、考えたこともなかった。
携帯を取り出して、窓越しに空にかざしてみる。
まぁるいガラスのストラップが、曇天の陽光を鈍く反射した。
→next