トリックス☆スターズ
『ん…?』
「どうしたの?」
『何か辺りの雰囲気が変わった気がしたんだけど』
「そう?注意して見てて、あたしはスフェーンを起こしてくるから」
シンナバーはそう言って乗り物に向かった。
辺りにイヤな雰囲気を感じる空気が集まっている。これが怪物が出る予兆なのかな?
嫌な雰囲気が感じられる方向を見ていたら水面から50cm程、霧とは違うもやもやした異物が現れ始め。それは次第に集まりやがて大きな塊に変わって行った。
『でたぁーーーーーッ!』
「えぇーーーッ!?スフェーンは全然ダメだよッ!起動しませんッ!
おチビッ!何とかしてて!!」
『何とかって…どうすれば』
目の前の塊はどんどん寄り固まって大きくなっていく、何だかわからない物が寄せ集められた様な作りのその黒っぽい塊は、一見してまともな生物の類ではなかった。
それは魔物とも違うただ汚いだけの塊だ、それに一番近いものと言えば腐った生ゴミだろうな。
その生ゴミの様な黒い物体からだろう、すっごい嫌な臭いがしてる。これは・・雨風に晒されて放置された泥と生ゴミの混ざった様な臭いだ。
『うげ・・コイツすっごい臭いよッ!』
「こっちにも臭ってるよ、見た目通りの吐きそうな臭いだーーーッ!」
こんなとんでもなく臭い奴が湖に潜んでいたのかーーーッ!?
とてもじゃないけど、もう二度と湖の水は飲みたくないよ。ナボラの飲み水はこの湖から引いてるから、既に大分飲んだ事になっちゃうけど。
怪物はゆっくりと岸へと上がってきた。その身の丈はナボラの立派な塀を軽く越えられる程で、15メートル位あるんじゃなかろうか。
その怪物の表面からプツプツと言う音が聞こえる、何かが発酵してる様なそんな音だ。
そして怪物を構成しているものも、やっぱり訳分からない物の寄せ集めにしか見えない。
陸には上げないといけないから放っておいたけど、これ以上は進ませる訳にはいかないか。
「どうしたの?」
『何か辺りの雰囲気が変わった気がしたんだけど』
「そう?注意して見てて、あたしはスフェーンを起こしてくるから」
シンナバーはそう言って乗り物に向かった。
辺りにイヤな雰囲気を感じる空気が集まっている。これが怪物が出る予兆なのかな?
嫌な雰囲気が感じられる方向を見ていたら水面から50cm程、霧とは違うもやもやした異物が現れ始め。それは次第に集まりやがて大きな塊に変わって行った。
『でたぁーーーーーッ!』
「えぇーーーッ!?スフェーンは全然ダメだよッ!起動しませんッ!
おチビッ!何とかしてて!!」
『何とかって…どうすれば』
目の前の塊はどんどん寄り固まって大きくなっていく、何だかわからない物が寄せ集められた様な作りのその黒っぽい塊は、一見してまともな生物の類ではなかった。
それは魔物とも違うただ汚いだけの塊だ、それに一番近いものと言えば腐った生ゴミだろうな。
その生ゴミの様な黒い物体からだろう、すっごい嫌な臭いがしてる。これは・・雨風に晒されて放置された泥と生ゴミの混ざった様な臭いだ。
『うげ・・コイツすっごい臭いよッ!』
「こっちにも臭ってるよ、見た目通りの吐きそうな臭いだーーーッ!」
こんなとんでもなく臭い奴が湖に潜んでいたのかーーーッ!?
とてもじゃないけど、もう二度と湖の水は飲みたくないよ。ナボラの飲み水はこの湖から引いてるから、既に大分飲んだ事になっちゃうけど。
怪物はゆっくりと岸へと上がってきた。その身の丈はナボラの立派な塀を軽く越えられる程で、15メートル位あるんじゃなかろうか。
その怪物の表面からプツプツと言う音が聞こえる、何かが発酵してる様なそんな音だ。
そして怪物を構成しているものも、やっぱり訳分からない物の寄せ集めにしか見えない。
陸には上げないといけないから放っておいたけど、これ以上は進ませる訳にはいかないか。