トリックス☆スターズ
22.恋は盲目
あたし達の後ろから現れたのは、ここには居ないはずのクリーダだった。
『クリーダ!?どうしてここに!?』
「ただの観光ですよ、せっかくのオフですから」
『へぇー、観光ねぇー』
「えぇ、ここの湖がきれいらしいので来て見たのです」
『そりゃ奇遇でしたね』
「奇遇ですよね」
明らかなウソに微笑むあたしとクリーダ。
「ところで、この悪臭の元が今回の獲物なのですか?」
獲物か…、明らかに力関係で上位にある者の発言だよね。
その悪臭の元は、あたしが固めた下半身の異常に全く気が付かないかの様に、尚も前進しようとしている。
「あら、あなたってこないだのおチビのツレ?」
「挨拶が遅れました、いつもこの子がお世話になっています」
クリーダがペコっとお辞儀をしたら、シンナバーも反射的にお辞儀をしてた。
「ところで…、
わたしの見たところ、このパーティーの火力さんは絶不調な様ですね
この汚物は全てを消滅してあげないと、倒すことは出来ない思念体です
『思念体?という事は蓄積された思念にままに行動するだけって事?』
「そうです、1つの個体ではないので物理攻撃は効果がありません
それに対して精霊魔法は1つの有効手段ですが
消滅させる為には相当な火力が必要です」
『相当ってどんくらい?』
「そうですね、少なくとも7~8千度は必要でしょうか
ただ、並の精霊魔法ではそこまでの高温を出すのは難しいでしょう
わたしのプラズマは二億度ありますので、きっとお手伝いが出来ると思いますがどうしますか?」
『クリーダ!?どうしてここに!?』
「ただの観光ですよ、せっかくのオフですから」
『へぇー、観光ねぇー』
「えぇ、ここの湖がきれいらしいので来て見たのです」
『そりゃ奇遇でしたね』
「奇遇ですよね」
明らかなウソに微笑むあたしとクリーダ。
「ところで、この悪臭の元が今回の獲物なのですか?」
獲物か…、明らかに力関係で上位にある者の発言だよね。
その悪臭の元は、あたしが固めた下半身の異常に全く気が付かないかの様に、尚も前進しようとしている。
「あら、あなたってこないだのおチビのツレ?」
「挨拶が遅れました、いつもこの子がお世話になっています」
クリーダがペコっとお辞儀をしたら、シンナバーも反射的にお辞儀をしてた。
「ところで…、
わたしの見たところ、このパーティーの火力さんは絶不調な様ですね
この汚物は全てを消滅してあげないと、倒すことは出来ない思念体です
『思念体?という事は蓄積された思念にままに行動するだけって事?』
「そうです、1つの個体ではないので物理攻撃は効果がありません
それに対して精霊魔法は1つの有効手段ですが
消滅させる為には相当な火力が必要です」
『相当ってどんくらい?』
「そうですね、少なくとも7~8千度は必要でしょうか
ただ、並の精霊魔法ではそこまでの高温を出すのは難しいでしょう
わたしのプラズマは二億度ありますので、きっとお手伝いが出来ると思いますがどうしますか?」