トリックス☆スターズ
「ところで一番重要な事を聞きたいんだけど…」
『重要って?なに?』
「・・・・えっと」
『…?だからなに?』
ためらいつつ、あたしのおなかに丸をいくつか書いた後で言った。
「こ、これ…スフェーンにも付けちゃった?」
『だからあたしはしてないって言ったじゃない』
「そっかぁーッ!それならスフェーンはまだ新品だねッ!おチビは中古だけどねッ!」
何もしてない事を言ったら、シンナバーの顔が一気に明るくなったよ。それにしても、とんだ毒を吐きやがったもんだ。
『失礼な事言うな!』
「だって本当じゃない、それについての異論ありますか?数秒間だけ募集中です!」
『あのね…』
「ブブゥーーッ!ただ今を持って受付は終了しました!」
『ふぅ…もう何でもいいや』
「それにしてもすっごい事したよねー…
何この噛み付かれたみたいな痕ッ!」
『それはスフェ…』
「…!!」
スフェーンがと言いかけで止めたけど、言った瞬間シンナバーの表情が強張ったんだ。
しまった…適当に受け流しておくべきだったか。シンナバーは俯き、あたしのおなかの上に乗せていた両手をグッと握りしめた。
「…くしょう…ちくしょうッ!
ちくしょう!ちくしょうッ!」
シンナバーは握り締めた拳に額を近づけて震えていた。シンナバーのストレートの髪がおなかの上にさらっと広がってこそばゆい。
『それね、クリーダが付けた印を見られた時にスフェーンが怒って噛み付いた痕なんだ
あたしはスフェーンの気持ちは受け入れられないから』
「正直に話してくれてありがとう、でもあたしはやっぱり悔しいよ」
『ごめんね、あたしどうしたらいいか分かんなくて』
そう言うと、シンナバーはゆっくりと首を振り、やがて顔を上げた。
「その様な迷える子羊に、今から神の制裁を下す事にします」
『ちょッ!神の制裁って!?』
「罪には罰を、積み荷は馬車へ」
積み荷がサッパリわからんちんッ!
大体、神の制裁ってさっき神様を信用してないって言った者が使う言葉なんだろうか!?
『重要って?なに?』
「・・・・えっと」
『…?だからなに?』
ためらいつつ、あたしのおなかに丸をいくつか書いた後で言った。
「こ、これ…スフェーンにも付けちゃった?」
『だからあたしはしてないって言ったじゃない』
「そっかぁーッ!それならスフェーンはまだ新品だねッ!おチビは中古だけどねッ!」
何もしてない事を言ったら、シンナバーの顔が一気に明るくなったよ。それにしても、とんだ毒を吐きやがったもんだ。
『失礼な事言うな!』
「だって本当じゃない、それについての異論ありますか?数秒間だけ募集中です!」
『あのね…』
「ブブゥーーッ!ただ今を持って受付は終了しました!」
『ふぅ…もう何でもいいや』
「それにしてもすっごい事したよねー…
何この噛み付かれたみたいな痕ッ!」
『それはスフェ…』
「…!!」
スフェーンがと言いかけで止めたけど、言った瞬間シンナバーの表情が強張ったんだ。
しまった…適当に受け流しておくべきだったか。シンナバーは俯き、あたしのおなかの上に乗せていた両手をグッと握りしめた。
「…くしょう…ちくしょうッ!
ちくしょう!ちくしょうッ!」
シンナバーは握り締めた拳に額を近づけて震えていた。シンナバーのストレートの髪がおなかの上にさらっと広がってこそばゆい。
『それね、クリーダが付けた印を見られた時にスフェーンが怒って噛み付いた痕なんだ
あたしはスフェーンの気持ちは受け入れられないから』
「正直に話してくれてありがとう、でもあたしはやっぱり悔しいよ」
『ごめんね、あたしどうしたらいいか分かんなくて』
そう言うと、シンナバーはゆっくりと首を振り、やがて顔を上げた。
「その様な迷える子羊に、今から神の制裁を下す事にします」
『ちょッ!神の制裁って!?』
「罪には罰を、積み荷は馬車へ」
積み荷がサッパリわからんちんッ!
大体、神の制裁ってさっき神様を信用してないって言った者が使う言葉なんだろうか!?