トリックス☆スターズ
5.マトラ旧市街の夜
「て~てれ~ててれれ~♪」
夕刻を前にルビーは適当に思いついた様な、でたらめなメロディーを口ずさみながら帰ってきた。
「おっ?ルビーが帰ってきたな」
『ルビーさんおかえりなさい』
「さてさてー、お二人さん!
あたしの居ない間に少しは親密度アッポしちゃったのかぁ~?」
「あ?なんだそりゃ?」
「おんやぁ?
今日が最後の日かもしれないのだぞ?」
「おいおい、縁起でもない事いうんじゃない
明日には全員揃って帰るに決まってるじゃないか」
「おーッ!さっすが勇者さまは前向きだな!」
『ルビーさん、街の様子はどうでした?』
「そりゃもー!なーんにもなさすぎて退屈だったさー
一体夜になったらどうなっちゃうんだろな!
何かわくわくしてきたぞ!」
そして、ルビーはあたかも腰の辺りに小さな袋を結びつける様な仕草をした。
今日のルビーはみんなを緊張させまいと思ってか、いつも以上にトーンが高い。
『それじゃ、早いけど夕食にしましょうか』
「そうだなッ!パーッと豪華にいっちゃうかッ!」
と言っても食事とは、それぞれの持ち合わせた保存食なのだが。
ルビーはテーブルに小さなクロスを敷いて、とっておきのお菓子を並べた。
これはルビーがいつも作戦前にやる事で、彼女にとって縁起物みたいなものだ。
「これは最後の食べ納めじゃなくだな
絶対また食べるぞー!って思う為のものなのだよ!」
「ほぉ?いい気構えだ、頂こう」
夕刻を前にルビーは適当に思いついた様な、でたらめなメロディーを口ずさみながら帰ってきた。
「おっ?ルビーが帰ってきたな」
『ルビーさんおかえりなさい』
「さてさてー、お二人さん!
あたしの居ない間に少しは親密度アッポしちゃったのかぁ~?」
「あ?なんだそりゃ?」
「おんやぁ?
今日が最後の日かもしれないのだぞ?」
「おいおい、縁起でもない事いうんじゃない
明日には全員揃って帰るに決まってるじゃないか」
「おーッ!さっすが勇者さまは前向きだな!」
『ルビーさん、街の様子はどうでした?』
「そりゃもー!なーんにもなさすぎて退屈だったさー
一体夜になったらどうなっちゃうんだろな!
何かわくわくしてきたぞ!」
そして、ルビーはあたかも腰の辺りに小さな袋を結びつける様な仕草をした。
今日のルビーはみんなを緊張させまいと思ってか、いつも以上にトーンが高い。
『それじゃ、早いけど夕食にしましょうか』
「そうだなッ!パーッと豪華にいっちゃうかッ!」
と言っても食事とは、それぞれの持ち合わせた保存食なのだが。
ルビーはテーブルに小さなクロスを敷いて、とっておきのお菓子を並べた。
これはルビーがいつも作戦前にやる事で、彼女にとって縁起物みたいなものだ。
「これは最後の食べ納めじゃなくだな
絶対また食べるぞー!って思う為のものなのだよ!」
「ほぉ?いい気構えだ、頂こう」