トリックス☆スターズ
「こうなったらもうオレの勝ちだな」

「どうでしょう」

そしたら、クリーダの周囲に光のもやがかかったよ。何だろうあの光は。
ヘリオの勢い余った両手剣がもやに軽く触れた瞬間、剣は眩い光を放ち先端から燃えてしまった。


「ウナァァァーーーッ!?」

『ウナ!?(ごくり)』

「よく踏みとどまりましたね、こう見えてもこのもやはプラズマ化していて1億度以上あります
 鉄であれば問題なく蒸発してくれる温度です」

「してくれる…じゃねェェェッ!
 オレの大事な大剣がァァーーーッ!」

見るも無残にヘリオの両手剣は半分位になってしまったよ。

『むしろ丁度いい大きさになったんじゃないかんにゃん』

「お前、本気で思ってないだろ」

『うひ』


大切なヘリオの巨大な両手剣はハーフサイズになってしまったんだ。
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