トリックス☆スターズ
その時頭上でボコッっと言う鈍い音がした。
「はぐぁ!?」
そして、ヘリオは間抜けな声を上げて地面に倒れてしまったよ。
どうやらクリーダがヘリオに石を投げつけたらしい。今回の勝者はクリーダと言う事になるのかな?
「全く…油断も隙もないですね」
「ふぅー、参った参った」
降参のポーズをしているヘリオの横で、クリーダが腰に手をあてて怒ってる。
『わからないんにゃん』
「ん?なにが?」
あたしはヘリオが悉く地面の情報とは違う位置に居た事と、最後にヘリオを見失った事が不思議でならなかった。だからその理由をヘリオに聞いてみたんだ。
「あー、位置をずらしたのは目の錯覚を利用したんだ
まだ動いてないって錯覚をさせて、実は移動してたら当然位置がずれるだろ?」
『あたしは地面からの情報も使ってたんだ、
目の錯覚だけじゃあんなにはズレないと思うんにゃん』
「そんなの、地面の情報を使ってるって分かれば簡単に騙せるだろ?」
『知ってたのかんにゃん!?』
「そりゃぁ、お前の反応の仕方とか見てれば分かるさ、
目や耳だけじゃなく何か他の情報も使ってるなって
それが地面という事ならお前の魔法の使い方でバレバレだ」
『そうだったんだ…
じゃぁ、最後に見失ったのはなんでだんにゃん?』
「お前全然気が付いてないのか?」
ヘリオはビックリした様な顔であたしを見て言ったよ。
『ムカッ!わかんないから聞いてるんだんにゃんッ!』
「なら教えてやるさ、お前の地面レーダーな
ごく至近距離はすっぽり抜けてるんだよ」
『あ…』
言われてみてやっと分かった、地面レーダーはあたしの足周辺にはかかってないんだ。
だってあたしの足までがレーダーにひっかかってたら、瞬間的には分かりにくいから除外してあったんだ。
「はぐぁ!?」
そして、ヘリオは間抜けな声を上げて地面に倒れてしまったよ。
どうやらクリーダがヘリオに石を投げつけたらしい。今回の勝者はクリーダと言う事になるのかな?
「全く…油断も隙もないですね」
「ふぅー、参った参った」
降参のポーズをしているヘリオの横で、クリーダが腰に手をあてて怒ってる。
『わからないんにゃん』
「ん?なにが?」
あたしはヘリオが悉く地面の情報とは違う位置に居た事と、最後にヘリオを見失った事が不思議でならなかった。だからその理由をヘリオに聞いてみたんだ。
「あー、位置をずらしたのは目の錯覚を利用したんだ
まだ動いてないって錯覚をさせて、実は移動してたら当然位置がずれるだろ?」
『あたしは地面からの情報も使ってたんだ、
目の錯覚だけじゃあんなにはズレないと思うんにゃん』
「そんなの、地面の情報を使ってるって分かれば簡単に騙せるだろ?」
『知ってたのかんにゃん!?』
「そりゃぁ、お前の反応の仕方とか見てれば分かるさ、
目や耳だけじゃなく何か他の情報も使ってるなって
それが地面という事ならお前の魔法の使い方でバレバレだ」
『そうだったんだ…
じゃぁ、最後に見失ったのはなんでだんにゃん?』
「お前全然気が付いてないのか?」
ヘリオはビックリした様な顔であたしを見て言ったよ。
『ムカッ!わかんないから聞いてるんだんにゃんッ!』
「なら教えてやるさ、お前の地面レーダーな
ごく至近距離はすっぽり抜けてるんだよ」
『あ…』
言われてみてやっと分かった、地面レーダーはあたしの足周辺にはかかってないんだ。
だってあたしの足までがレーダーにひっかかってたら、瞬間的には分かりにくいから除外してあったんだ。