トリックス☆スターズ
43.種ゲッツの予感
まさかあの誓いの言葉が今ここで出て来るとは思わなかった。
あたしはヘリオの腕からずり落ちへたり込んだまま俯いていたんだ。
でもそれは、誓いの言葉をヘリオに言ってしまったショックからじゃなくて、本当に体に力が入らなくなってしまって立てないんだ。
頭と体が食い違ってるのって気持ち悪い、頭では立ち上がろうと思ってるのに何故体が言う事を聞いてくれない。
「お前達って・・そういう関係だったのか」
ずっとそのままで立ち尽くしていたヘリオが遂に口を開いた。
『うん…ごめんなのだんにゃん』
座り込んで俯いたまま返事をするあたし。
「謝る必要なんてないさ、多分そういう場合もあるんだろうし
オレにはちょっとよく分かんない世界だけどな」
その言葉に対してあたしは黙っていた、こういう事はきっと言葉にしてしまうと多くの情報を失って正確に伝えられないから。
暫く経ってもまだ立ち上がれないあたしを見かね、ヘリオはお姫様抱っこしてくれた。
抱っこしたまま来た道を引き返して進むあたし達。
『いつもすまないねぇー』
「今回が初めてだろ…、
だけどお前大丈夫なのか?立ち上がれないなんて、ちょっと体も熱いみたいだし熱が出てるんじゃないか?」
『いんや、大丈夫だんにゃん
これは多分生理が近いせいだと思う・・やたら眠いし』
「ふーん、女って大変なんだな」
『この所忙しかったからすっかり忘れてたんにゃん』
あたしはヘリオの腕からずり落ちへたり込んだまま俯いていたんだ。
でもそれは、誓いの言葉をヘリオに言ってしまったショックからじゃなくて、本当に体に力が入らなくなってしまって立てないんだ。
頭と体が食い違ってるのって気持ち悪い、頭では立ち上がろうと思ってるのに何故体が言う事を聞いてくれない。
「お前達って・・そういう関係だったのか」
ずっとそのままで立ち尽くしていたヘリオが遂に口を開いた。
『うん…ごめんなのだんにゃん』
座り込んで俯いたまま返事をするあたし。
「謝る必要なんてないさ、多分そういう場合もあるんだろうし
オレにはちょっとよく分かんない世界だけどな」
その言葉に対してあたしは黙っていた、こういう事はきっと言葉にしてしまうと多くの情報を失って正確に伝えられないから。
暫く経ってもまだ立ち上がれないあたしを見かね、ヘリオはお姫様抱っこしてくれた。
抱っこしたまま来た道を引き返して進むあたし達。
『いつもすまないねぇー』
「今回が初めてだろ…、
だけどお前大丈夫なのか?立ち上がれないなんて、ちょっと体も熱いみたいだし熱が出てるんじゃないか?」
『いんや、大丈夫だんにゃん
これは多分生理が近いせいだと思う・・やたら眠いし』
「ふーん、女って大変なんだな」
『この所忙しかったからすっかり忘れてたんにゃん』