トリックス☆スターズ
目を閉じてお湯に浸っていると、クリーダはあたしを自分の膝に誘導して座らせた。
クリーダはあたしの体をゆっくりとなぞっている、ズルいなぁ・・この体制だとあたしはクリーダの足にしか届かないじゃないか。
あたしはすっくと立ち上がり、くるりと180度回転してクリーダと向かい合った。

『こうしないとあたしが届かないんにゃん、んむ?』

振り返った先に気になる扉を見つけた。その扉には屋外の湯って書かれているじゃないか。
これってもしかして露天風呂?あたしはピョコンと湯船から上がり、気になる扉を開けてみたよ。

そこには岩で作られた特別大きな露天風呂に、壁に大きな岩を積んで作った山奥の秘湯を思わせる雰囲気の素晴らしいフィールドが作られていたんだ。

『ほらーッ!外にもお風呂があるんにゃん!』

あたしは大はしゃぎでそのお風呂に飛び込んだ、外の湯船は浅いからあたしが普通に座っても溺れなさそうだ。
外はほんのり風が吹いていて、お湯で火照ったらこの風で冷やす事が出来そうだな。
クリーダがあたしの前に回って座ると、またあたしを誘導して向き合う様に座らせた。

そして、向き合ったあたし達は口づけを交わすと、お互いの体に手を思うままにすべらせはじめたんだ。
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