トリックス☆スターズ
「こんにちわ
魔戦士組合の者ですが、村長さんはご在宅でしょうか?」
村長の呼び出し係をクリーダに任せ、あたしは周りをキョロキョロ見渡した。
『ふわぁー、この家の不思議さと来たら更に驚くんにゃん』
刺しゅうの凝ったカーペット、威嚇する様に吼えているかに見える虎の毛皮、熊が魚をくわえてる木彫りの何か。
壁には三角の布に謎な文字が書かれたものがいくつも貼ってあって、同じ様に謎な字が書かれた木刀まで飾ってある。
その調子で、この部屋いっぱいに見たこともないものが、すっごくたくさん並べられているではないかー!
この家は面白いッ!面白いぞぉーッ!
「(そんなにジロジロ見ては失礼ですよ)」
小声でクリーダに注意されたすぐ後、村長らしき老人が出てきたよ。
「むッ…!おった!」
何故か老人はあたし達を見るなりそう言ったんだ。「おった」って方言か何かかな?
『んにゃん?』
「……?あの」
「わかっとる、わかっとる!お前たちはゲジローから派遣されて来たのだろう?」
「魔戦士組合です」
「あぁ、そうも言ったかもしれんな!
ともかくよく来た!よく来た!」
「依頼主様で間違いなければ、開始承諾のサインを頂けますでしょうか?」
老人は何故かうむうむと感極まった表情で頷くと、書類にサインをしてくれた。
「この村に鬼が出没して暴れると言う事ですが、
それはどんな鬼で、どんな状況なのか説明して頂けませんでしょうか?」
「鬼かッ!鬼はのぅ…それはそれは恐ろしくでっかい鬼だったぞい
30メートルはあったかのぉ」
「30メートルですか…」
『そんな鬼が暴れたら村がなくなっちゃうんにゃん』
「いや、もしかしたら20、、10メートル位だったかもしれんな」
村長の証言はとんだアバウトだったよ。
しかも、暴れたって言う村に破壊の痕跡は見当たらなかったし、一体どういう事なんだろ?
魔戦士組合の者ですが、村長さんはご在宅でしょうか?」
村長の呼び出し係をクリーダに任せ、あたしは周りをキョロキョロ見渡した。
『ふわぁー、この家の不思議さと来たら更に驚くんにゃん』
刺しゅうの凝ったカーペット、威嚇する様に吼えているかに見える虎の毛皮、熊が魚をくわえてる木彫りの何か。
壁には三角の布に謎な文字が書かれたものがいくつも貼ってあって、同じ様に謎な字が書かれた木刀まで飾ってある。
その調子で、この部屋いっぱいに見たこともないものが、すっごくたくさん並べられているではないかー!
この家は面白いッ!面白いぞぉーッ!
「(そんなにジロジロ見ては失礼ですよ)」
小声でクリーダに注意されたすぐ後、村長らしき老人が出てきたよ。
「むッ…!おった!」
何故か老人はあたし達を見るなりそう言ったんだ。「おった」って方言か何かかな?
『んにゃん?』
「……?あの」
「わかっとる、わかっとる!お前たちはゲジローから派遣されて来たのだろう?」
「魔戦士組合です」
「あぁ、そうも言ったかもしれんな!
ともかくよく来た!よく来た!」
「依頼主様で間違いなければ、開始承諾のサインを頂けますでしょうか?」
老人は何故かうむうむと感極まった表情で頷くと、書類にサインをしてくれた。
「この村に鬼が出没して暴れると言う事ですが、
それはどんな鬼で、どんな状況なのか説明して頂けませんでしょうか?」
「鬼かッ!鬼はのぅ…それはそれは恐ろしくでっかい鬼だったぞい
30メートルはあったかのぉ」
「30メートルですか…」
『そんな鬼が暴れたら村がなくなっちゃうんにゃん』
「いや、もしかしたら20、、10メートル位だったかもしれんな」
村長の証言はとんだアバウトだったよ。
しかも、暴れたって言う村に破壊の痕跡は見当たらなかったし、一体どういう事なんだろ?