トリックス☆スターズ
5.ドラド村の夕刻
あたし達はワンパク坊主の家でたんまりとご馳走になった。
ここの郷土料理なのかな?出された料理はとっても美味しかったよ。
『ふぅー、おいしかったんにゃん』
「とてもおいしかったです、ご馳走さまでした」
「はいはい、お粗末さま」
ワンパク坊主のお母さんが、ニコニコして言った。
最初はずいぶんとビックリしてたけどね、そこはこのワンパク坊主がちゃんと説明してくれたさ。さすが子供リーダー。
「へへーッ!なんたってうちの母ちゃんの料理は村一番だからなッ!」
ワンパク坊主は人差し指を鼻の下でゴシゴシして得意そうだった。因みにゴシゴシってやる仕草をする子供を今日初めて見たよ。
『よしッ!お返しとしては足らないけど、いいものをあげるんにゃん』
あたしは荷物袋からとっておきのものを出し、テーブルの上に並べた。
「お?なんだこれは?」
『あたしのとっておきのお菓子なのだんにゃん
みんなで食べるのだんにゃん』
「これって食べれるのかー?」
事もあろうか、ワンパク坊主はあたしの出したお菓子を不信の目で見ている。
ゲジゲジの主人公達は食べるものが基本的に違うからなー。
トカゲとか虫の幼虫とか食べるからなー。
『まぁまぁ、すっごくおいしいから食べてみるのだんにゃん』
「虫とか入ってないだろうな」
『入ってないんにゃん!ほれほれっ!』
あたしはお菓子をワンパク坊主の口に無理やり入れてやった。
「うぐぅ…!?」
しかめっ面をする子、まだ信用してないな。
『どうだんにゃん?』
少ししてハッと言う表情をする子供、スイーツ大好きなあたしのとっておきが不味い訳がなかろう。
無我夢中で食べつくすワンパク坊主は、素直な田舎の子供らしさが満点だった。
具体的には両手にお菓子を持って、互い違いに食べる仕草なのだ。これも今日初めて見たよ。
ここの郷土料理なのかな?出された料理はとっても美味しかったよ。
『ふぅー、おいしかったんにゃん』
「とてもおいしかったです、ご馳走さまでした」
「はいはい、お粗末さま」
ワンパク坊主のお母さんが、ニコニコして言った。
最初はずいぶんとビックリしてたけどね、そこはこのワンパク坊主がちゃんと説明してくれたさ。さすが子供リーダー。
「へへーッ!なんたってうちの母ちゃんの料理は村一番だからなッ!」
ワンパク坊主は人差し指を鼻の下でゴシゴシして得意そうだった。因みにゴシゴシってやる仕草をする子供を今日初めて見たよ。
『よしッ!お返しとしては足らないけど、いいものをあげるんにゃん』
あたしは荷物袋からとっておきのものを出し、テーブルの上に並べた。
「お?なんだこれは?」
『あたしのとっておきのお菓子なのだんにゃん
みんなで食べるのだんにゃん』
「これって食べれるのかー?」
事もあろうか、ワンパク坊主はあたしの出したお菓子を不信の目で見ている。
ゲジゲジの主人公達は食べるものが基本的に違うからなー。
トカゲとか虫の幼虫とか食べるからなー。
『まぁまぁ、すっごくおいしいから食べてみるのだんにゃん』
「虫とか入ってないだろうな」
『入ってないんにゃん!ほれほれっ!』
あたしはお菓子をワンパク坊主の口に無理やり入れてやった。
「うぐぅ…!?」
しかめっ面をする子、まだ信用してないな。
『どうだんにゃん?』
少ししてハッと言う表情をする子供、スイーツ大好きなあたしのとっておきが不味い訳がなかろう。
無我夢中で食べつくすワンパク坊主は、素直な田舎の子供らしさが満点だった。
具体的には両手にお菓子を持って、互い違いに食べる仕草なのだ。これも今日初めて見たよ。