トリックス☆スターズ
「はじめまして、彼女とペアを組ませてもらってるクリーダ・ヴァナディンです」

「えぇーーーッ!?
 悪いことは言わないからあんた絶対この娘とペア組むのやめた方がいいよーッ!」

「彼女にはわたしからお願いしたんです
 今も仕事を済ましましたし、全く問題ありません」

「へぇー、世の中には変わった人もいるんだねぇ?
 クリーダってクラスは何?」

「科学魔導士です」

「カガク?シンナバー知ってる?」

「初耳ーッ!」

「悪いんだけど今回の仕事は人数いっぱいだから、あんたはお留守番しててくれない?
 明日出発で2~3日もあれば終わるからさー!」

「2~3日後に燃えカスたんになってるかもしれないけど?」

「ぷーッ!それはありえーる!」

「ギャハハハハハハーーーッ!」

「でさー、おチビ達がやったって仕事ってなによ?」

『…お…鬼退治…』

「ブッ!・・・アハハハハハーーーッ!!お・・鬼ってッ!」

「ギャハハハハハハーーーッ!もうだめーーッ!笑い死にそうーッ!」

それから2人は暫く笑い転げてたよ、その大笑いしてる仕事で死にかけたんですけど?

「それじゃ、おチビたん?明日の朝ココ集合ね?来なかったら・・わかってるよね」

あたしはスフェーンの最後にトーンを落とす、その強制的口調が大嫌いだった。

『え・・ぅ』
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