@名もなき冒険者
軽くため息をつくと、わたしは冒険者の登記をする為に登記所に向かった。
『あぁ、冒険者の所属登記ね
この契約書にサインをして…』
その後、職員から簡単な説明をされ、冒険者の認定書を受け取った。
『えーっと…
あんたは白魔導士だね?
そこに支給品の装備があるから一箱持っていきなさい』
職員が指を指した先に、赤い国旗が鮮やかな箱が積まれていた。
わたしはその中から適当なものを選ぶと登記所を後にした。
それにしてもあの職員、何で白魔導士ってわかったんだろう?
もしかして超能力でも持っているのだろうか。
競買所には冒険者が旅に必要な武器や防具、道具や食料まで様々なものが手に入る。
サンドリアの地図は定期便の係員に貰っていたけど、まだ少ししか見ていない。
「興味ないから」
これがわたしの口癖だった。
実はサンドリアに来るのはたやすい。
月に一度、優待制度で辺境までまわって来る定期的便に乗るだけだからだ。
戦況は、
正規軍が絶対的に不足している為、賃金が安く済む冒険者に頼らざる得ない状況。
つまり戦況は芳しくはないと言うことだろう。
何とか正規軍と冒険者によって、街と近場の砦だけは守られていると言ったほうがいいかもしれない。
冒険者の質もピンキリなのは確かだ、わたしの様な戦闘未経験者でも受け入れられるのだから。
『あぁ、冒険者の所属登記ね
この契約書にサインをして…』
その後、職員から簡単な説明をされ、冒険者の認定書を受け取った。
『えーっと…
あんたは白魔導士だね?
そこに支給品の装備があるから一箱持っていきなさい』
職員が指を指した先に、赤い国旗が鮮やかな箱が積まれていた。
わたしはその中から適当なものを選ぶと登記所を後にした。
それにしてもあの職員、何で白魔導士ってわかったんだろう?
もしかして超能力でも持っているのだろうか。
競買所には冒険者が旅に必要な武器や防具、道具や食料まで様々なものが手に入る。
サンドリアの地図は定期便の係員に貰っていたけど、まだ少ししか見ていない。
「興味ないから」
これがわたしの口癖だった。
実はサンドリアに来るのはたやすい。
月に一度、優待制度で辺境までまわって来る定期的便に乗るだけだからだ。
戦況は、
正規軍が絶対的に不足している為、賃金が安く済む冒険者に頼らざる得ない状況。
つまり戦況は芳しくはないと言うことだろう。
何とか正規軍と冒険者によって、街と近場の砦だけは守られていると言ったほうがいいかもしれない。
冒険者の質もピンキリなのは確かだ、わたしの様な戦闘未経験者でも受け入れられるのだから。