@名もなき冒険者
召喚オーク『いまはごれしがない!
だが、いっじょにぐるならおまえに似合う良い入れ物を用意じよう!
そじで、おまえが満足するような、よいものをみぜてやる!
おでにづいでごい!』

オークにしては駆け引きと言うものを知っている。

はたしてタイタンは契約を結び直した様だ。


タイタン『野心を持つオークよ、今は汝との契約を継続しよう。だが約束を忘れた時は…わかるな?』

召喚オーク『くぶっぐぶっ!
やぐそぐを守れなかったどぎは、おでが死ぬどきだ!
夢やぶれだ後も生ぎようなど思わぬ!』


何と言う決意と野望、このオークは一体…

召喚オーク『冒げん者ども!
おでの名は「ギグデッグ」だ!
二度と会うごどはないど思うが、せっがぐ生ぎ伸びだ命!
せいぜいだいぜづにずるごどだ!』

「ちょっとまって!
あなた、なぜ魂引きをしなかったの?」


召喚オーク『おぼっ!?おまえぐわじいな!グブブっ!
おまえはたまごをつがむどぎ、全力をだじでつがむのが!?
魂びぎは、今はだんにひづようとしでいないというごどだ!
ざらばだ!』

タイタンに相討ちを送った瞬間、天井が轟音を発し裂け、外の光が差し込んで目が眩んだ。

そしてゴッ!と言う風の音と共に彼らは一瞬にして空高く消えて行った。
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