Dangerous city
「だったら!」

俺は吠える!

「この街の異常も、やっぱりお前の仕業なんじゃないのか!?この街の異常もK国が絡んでいるらしいじゃないか!」

「……」

八戸は何も答えない。

答えない代わりに。

「!」

俺のポケットで携帯のバイブが振動した。

液晶画面には六道さんの名が表示されている。

「出てみなさい…」

問いかけに答える代わりに八戸が言った。

「この街の異常の真相は…私ではなく…その電話が教えてくれる筈…」





< 100 / 131 >

この作品をシェア

pagetop