HEARTY DAYS
「男性型でよろしいですね。身長はどうなさいますか」

「お任せします」

「確認します。年齢は同じくらい、性別は男性。よろしいですか?」


いちいち面倒くさくて適当に返事を返すと「少々お待ちくださいませ」と、
もう一度頭を下げ「すぐに戻ります」と言って部屋を出て行った。





それから数分もしないうちに、女性は戻ってきた。

それも、後ろに男性型のアンドロイドを連れて。


男性らしい骨格と短髪、服から伸びた手足がロボットとは思えないくらい、しなやかに動く。

ドアの前に立っていた時は分からなかったが、今こうしてテーブルを挟んで立つと、
背丈は父と同じ、178くらいかもしれない。

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