HEARTY DAYS
「……そうする! じゃあ、これだけ聞きたいんだけど」

「何でしょう?」

「『言いたいことは言った方がいい』よね?」

「はい、そう思います」

「うん、分かった。じゃあね!」


手を振る彼を振り返らず、私は順調に歩き出した。




……が。

2分も経たないうちに背後から声がする。
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