HEARTY DAYS
「ええ、したわ。明日の朝、取りに来てって」

「そうか。……アサ、心配しなくてもいいぞ。すぐに気持ちが落ち着いて──」


母も父も、同じような同情の言葉を投げかけて、私を哀れんでいる、そう思えてならなかった。

自分の娘が、保護観察処分になったことで嫌な思いをしているのは分かる。

でも今一番苦しいのは、私本人なのに。




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