世界で1番愛してる
あとがき
後書
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
表紙でもお知らせしていますが、このお話は実話を元に構成させていただいています。
最初は、書こうかすごく悩みました。
でも、モデルとなってくださったシズさんや涼太くん、家族の方のひたむきで真っすぐな想いを一人でも多くの方に知ってほしい。
例え、限られた命でもバッドエンドばかりじゃない。
最後まで愛する人と居られる事の幸せ。
それを少しでも伝えたいと思って執筆しました。
これを書くに当たり、私はシズさんにも実際にお会いして、話をしました。
シズさんが付けていた日記、何かを書くことが苦手だったと言う涼太くんの日記。
そして、本編の最後にも書いたあの手紙。
すべてをこの目で読ませていただきました。
生きる事の意味、辛さ、苦しさ、すべてがそれに詰まっていて泣きながら読んだくらいでした。
それでも、その中にたくさんの愛やたくさんのありがとうが詰まっていて、暖かい気持ちにもなりました。
病気だからと悲観したりなんかしない。
病気だからと愛する人と別れたりなんかしない。
最後まで愛する人の傍にいられる幸せ。
シズさんと涼太くんにはたくさんの事を学んだ気がします。