Holy×Kiss~闇の皇子より愛を込めて~【吸血鬼伝説】
「話し合いは、終わったか?
 そろそろ、オレといいことして遊ぼうぜ。
 え? 皇子サマ!」

 牙王が、呼ぶ。

「さあ、行け。
 皆、自分の仕事は、ベストを尽くそう」

 僕は、残月の背を押すと、跳躍した。

 高く。

 そして。

 穏やかな微笑を消して、僕は、吼える。

「……待たせたな!
 牙王!!」








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