Holy×Kiss~闇の皇子より愛を込めて~【吸血鬼伝説】
「お前が、僕の孤独を癒やすのか?
……何をして、僕と遊んでくれるんだ?」

「それはもう、皇子サマのお望みのままに」

 牙王は、闘いの構えをあっさり解いた。

 そして。

 わざとらしく、片手を胸に当てると軽く会釈する。

「手始めに、人間狩りでも始めましょうか?
 一晩で、どちらがより多くの人間を引き裂いて喰えるか競おうぜ。
 負けた方は、勝った方の言いなりになるっていう罰ゲームつきで?」

 牙王の目が、底光りした。

「オレが勝ったら……キサマにオレの全身を舐めさせてやる……その口で、その舌で竿も袋も穴も全部だ!
 そして、負けたら、オレが、キサマのイイ所を舐めてヤるよ!
 キサマが悶えて、気を失うまで、何度も、何度もイかせてやる!」



 ぎゃはははははは!




 牙王は、弾けるように笑った。

「オレは強ぇぇぜ皇子サマ!
 毎日、毎晩、キサマをいたぶってヤるよ!
 キサマの身体の内側も外側も、心も切り裂いて、切り裂いて、汁をブチまけてヤる!」
 
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