Holy×Kiss~闇の皇子より愛を込めて~【吸血鬼伝説】
「駄目です、皇子!」
牙王の元に駆け寄ろうとした僕を、止める者がいた。
残月だ。
校長の後から続いて、入ってきたらしい。
残月は、僕を羽交い絞めに抱きとめると、そのままずるずると後ろに下がった。
「何をする! 放せ!」
「もう、牙王は助かりません!
それよりも早く逃げないと!
校長が私達よりも早く、仕掛けた爆発物のスイッチを入れました!
ここは、もうすぐ火の海に……!」
「うるさい!」
僕は、残月の腕をすり抜けると、彼を突き飛ばして牙王と校長に近づこうとした。
火の海?
だったら、なおさら。
このまま放っておくわけには行かないじゃないか!
しかし。
またしても、僕の行く手を遮る者がいた。
アデニィィィィィィン!
エンキだ。
エンキが、両腕を広げて、行く手を邪魔したのだ。
牙王の元に駆け寄ろうとした僕を、止める者がいた。
残月だ。
校長の後から続いて、入ってきたらしい。
残月は、僕を羽交い絞めに抱きとめると、そのままずるずると後ろに下がった。
「何をする! 放せ!」
「もう、牙王は助かりません!
それよりも早く逃げないと!
校長が私達よりも早く、仕掛けた爆発物のスイッチを入れました!
ここは、もうすぐ火の海に……!」
「うるさい!」
僕は、残月の腕をすり抜けると、彼を突き飛ばして牙王と校長に近づこうとした。
火の海?
だったら、なおさら。
このまま放っておくわけには行かないじゃないか!
しかし。
またしても、僕の行く手を遮る者がいた。
アデニィィィィィィン!
エンキだ。
エンキが、両腕を広げて、行く手を邪魔したのだ。