Holy×Kiss~闇の皇子より愛を込めて~【吸血鬼伝説】
「いや、いいんだ。それより、君の名前も教えてもらってもいいかな?」
吸血鬼の魅了が効かない、少女。
後々面倒な事が起こりそうだったので、獲物にする気はなかったけれど。
つい、好奇心を出して聞いてしまった。
「私の名前は、凜花。大槻凜花、っていうの」
ポニーテールの少女が微笑む。
「東星学園の高等科一年で、ヒナのクラスメートよ」
「……東星学園? あの、殺人事件のあった?」
安心したのか、急に饒舌になった凜花の言葉に僕は、ちょっと驚いて聞いた。
「……そう。殺されたのは、クラスメートよ。
……特に、ヒナと仲が良かったの」
「ああ。じゃあ、今回の話は、その事件の……?」
吸血鬼の魅了が効かない、少女。
後々面倒な事が起こりそうだったので、獲物にする気はなかったけれど。
つい、好奇心を出して聞いてしまった。
「私の名前は、凜花。大槻凜花、っていうの」
ポニーテールの少女が微笑む。
「東星学園の高等科一年で、ヒナのクラスメートよ」
「……東星学園? あの、殺人事件のあった?」
安心したのか、急に饒舌になった凜花の言葉に僕は、ちょっと驚いて聞いた。
「……そう。殺されたのは、クラスメートよ。
……特に、ヒナと仲が良かったの」
「ああ。じゃあ、今回の話は、その事件の……?」