Holy×Kiss~闇の皇子より愛を込めて~【吸血鬼伝説】
「お前の人間としてのプライド。
そして『命』だよ。
僕に独占的に愛される人間は、大幅に寿命を縮めることになる。
しかも、僕は、お前にとって屈辱的な事を要求するよ?
容赦なく……何度も、何度も」
「かまわないわ!
わたしを愛して!
わたしだけを愛して!」
篠田の涙混じりの叫び声に、僕は、そっと目を伏せた。
「わかった……それでもいいなら、愛してあげる。
……快楽の海に沈んで、もっともっと、僕のことしか考えられなくしてあげる」
「鈴木……先……」
「愛を語るのに、その呼び名はふさわしく無いな……真也、でいいよ。
名前を呼び捨てて構わない」
偽りの名前で、偽りの愛を語る。
それは、僕には慣れた、いつものこと。
「真也……」
篠田は、まつげに涙を止めたまま、嬉しそうに笑った。
「ああ。
では、おいで……?
ここを出て、どこか静かな場所に行こうか」
お前の命が、終わる場所へ。
「はい!」
僕が、ゆっくりと身を起こすと、篠田は、僕の懐に飛び込んで来た。
まるで、自分の居場所を見つけた小鳥のように。
そして『命』だよ。
僕に独占的に愛される人間は、大幅に寿命を縮めることになる。
しかも、僕は、お前にとって屈辱的な事を要求するよ?
容赦なく……何度も、何度も」
「かまわないわ!
わたしを愛して!
わたしだけを愛して!」
篠田の涙混じりの叫び声に、僕は、そっと目を伏せた。
「わかった……それでもいいなら、愛してあげる。
……快楽の海に沈んで、もっともっと、僕のことしか考えられなくしてあげる」
「鈴木……先……」
「愛を語るのに、その呼び名はふさわしく無いな……真也、でいいよ。
名前を呼び捨てて構わない」
偽りの名前で、偽りの愛を語る。
それは、僕には慣れた、いつものこと。
「真也……」
篠田は、まつげに涙を止めたまま、嬉しそうに笑った。
「ああ。
では、おいで……?
ここを出て、どこか静かな場所に行こうか」
お前の命が、終わる場所へ。
「はい!」
僕が、ゆっくりと身を起こすと、篠田は、僕の懐に飛び込んで来た。
まるで、自分の居場所を見つけた小鳥のように。