夢の跡
「……ねぇ」










「……ねぇ、聞いてる?」


肩を叩かれて、僕は我に返った。


僕は廊下の窓辺に立っていて、遠くの空を見つめていたようだ。


隣で僕を見上げているのは中学の時同じクラスだった明日香だ。

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