夢の跡
高校を卒業してしまった僕は、暇を持て余していた。

大学へ提出する課題には手をつけたけど、イマイチ気が乗らない。

高校の友達とも頻繁に遊んだけど、体の空白は満ち足りることを知らない。


だから天気のいい今日は、1人で辺りをふらつくことにした。



朝から家を飛び出し、各店に寄っては欲しいものを買ったり、入学に備えて、本や、新しく文具も買い揃えた。

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