振り向け☆ダーリン!


あまりに急で、
少しドキリとした。

こいつあたしのこと好きなんじゃないかって瞬時に思った。


「いつも」
彼はあたしの目を見透かして言う


「うるさいから」


誰か

「誰かさっきのあたしをぶん殴ってくれ。」

「え?」

「いや、ナンデモナイデス」


ひどく浮かれていたことに
自分の顔が変に赤くなってないか心配した。


そんな中で、
彼はあたしを笑った


「おい空気ヨメ」

「あははっごめん。素直なんだね、塚本さんって」


さっきとは打って変わって、
今度はあたしがどぎまぎさせられる側になってしまっていた。



< 14 / 36 >

この作品をシェア

pagetop