振り向け☆ダーリン!


「それじゃ、またね」


彼はやんわりと、
そして意地悪そうに笑って行ってしまった。

「なによ…」

好きなだけ遊んで、ばいばいですか。
いいご身分だこと!

そう思いながら履き替え損ねた靴を履く。


ふと彼の靴が目に入る

からかわれた
たったそれだけだったのに


何故かあたしは
彼の余韻に浸っていた



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