振り向け☆ダーリン!
あたしの目は、
日に日に竹内を視界に捕らえていった。
「竹内っ!」
「あ、おはよう」
「おっはよーっ!」
何か事あるごとに竹内に近づいたあたしは、
教室内でも話せる仲になった。
小さい脳みそで一生懸命考えた悩み事を相談してみたり、
分からない問題を見つけ教えてとせがんだり。
だけど一番彼の事を理解したのは一言で今を話せるネットツールで、
ことごとく返信したり
冗談をぶつけあったり。
ネットとは便利すぎて、
あたしは現代の恐ろしさを知ったりした。