sweetmemorys 秘密の恋の物語

その次の瞬間ピー―――――ッ

と心配停止の音。そして何よりも

いま、絶対に聞きたくない音

いやぁぁぁぁぁぁぁ

私は耳をふさぎ、泣き叫けんだ

どうして、どうしてよ―――――。

先生を見ると、声をあげず、

涙をそっと流していた

私はその場を離れなかった

先生に行くぞっと言われても離れなかった
雅、俺だって辛いんだ。

これからゆっくり過ごせると思った時に

大切な人が目の前で亡くなったんだぞ

頼む・・・・・わかってくれ・・・・・・
私は言葉が出なかった。

私だけではない。先生が一番辛いんだから
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