君を
2
あれから二週間経った。
永久くんはまだ軽傷の傷があるけれど、病院食は嫌だと退院して通院する事にしたようだ。
いまだに私に関しての記憶は戻らない。
私は一度も見舞いに行く事はなかった。
羽夏さんと北河くんが誘ってくれたけれど行けなかった。
どんな顔をして会えばいいのか分からなかったから。
永久くんが怪我する前の通りに生活しているつもりだったけど、上手くいかない。
ご飯は味がしなくて飲み込み難く、喉を通らない。
夜は以前のように暗く、長く私を受け入れてくれない。
永久くんはまだ軽傷の傷があるけれど、病院食は嫌だと退院して通院する事にしたようだ。
いまだに私に関しての記憶は戻らない。
私は一度も見舞いに行く事はなかった。
羽夏さんと北河くんが誘ってくれたけれど行けなかった。
どんな顔をして会えばいいのか分からなかったから。
永久くんが怪我する前の通りに生活しているつもりだったけど、上手くいかない。
ご飯は味がしなくて飲み込み難く、喉を通らない。
夜は以前のように暗く、長く私を受け入れてくれない。