Poker-face
セピア色の涙
セピア色の思い出に
変わってしまえば
少しは楽になれるのかも
しれないけど

君は今も僕の涙色

憎めたらどんなに
楽になれるんだろう
僕は今も君に叫んでる
君を涙色に染めて

君が教えてくれた唄
温かく悲しく
僕の中で寂しい音色で
今も流れているよ

何処で躓いたんだっけ?

今も雨に打たれながら
太陽に刺されながら
雲に隠れて
君が好きだと想っちゃう

涙色の記憶は奥底沈んだ

僕を迷子にしないで
突き放したりしたら嫌だ
置いていかないで
寂しさに僕は勝てないよ

君は僕の涙色

愛し合えるわけがない
涙色に染められた僕等が
出逢えるわけがない
涙色の日々に言える言葉が
何にもないんじゃないけど
何にも浮かばないんだ

君が口ずさんでた唄
雨の奥から聞こえたの
僕を「天使」と言った君は
悪魔になった僕に

涙色に染められちゃった

僕に翼があったなら
もぎ取って君に
渡しただろう
僕は翼なんて要らない
空を飛ぶ理由がない

サヨナラは橙色
君が最後に笑った
涙を隠して笑った

戻れはしないから
せめてセピアの思い出
変わってしまえば良いのに
両足に付いた僕を捕らえる
鎖が邪魔して動けない

いつか君がセピアに
染まったとしても
僕はずっと涙色のまま
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