にょっひら
サユ「あら、あなたがラブね?」

ラブ「そうですが‥」

【サユという紫の羽根の妖精に言われ、ぶっきらぼうにラブは答えます】

サユ「今度お茶しましょうね」

ラブ「はぁ‥。是非」

【いずれ2人は親友になるのです】

ラブ「疲れた‥」

【2日かけてラブは任務遂行しました。ラブは小さな鏡を取り出して小さな声で国王を呼び出します】

ラブ「‥にょっひら」

国王「お疲れ様♪どうだった?」

ラブ「紫が30、赤が10、青が15、です」

国王「なるほどねぇ‥ありがとう☆」

ラブ「失礼致します」

【一方アイムはラブの家の前で帰りを待ち続けていました】

ラブ「‥!?アイム!?」

アイム「お疲れ様、ラブvV」

【満面の笑みでアイムは迎えました】

ラブ「どうしたの?」

アイム「昨日の話の続きをしようと思って」

【アイムは決心してパパとママが居ない理由をラブに伝えようと思ったのです】

ラブ「とりあえず、あがって?」

アイム「うん」

【ラブはアイムに紅茶を淹れて隣に座りました。アイムはいつになく真剣な眼差しでラブを見つめます。ラブは少し不安気味にアイムを見つめ返します】

アイム「僕等のパパとママはね‥子供、つまり僕等を産み出すのに、リスクがあるんだ」

ラブ「リスク?」

アイム「そう、命をかけるんだ」

ラブ「‥命、を?」

【ラブの瞳にはうっすら涙が溜まり始めました】

アイム「恋に落ちた18歳以上の大人は子供を産み出す権利を持って、2人、溶け合うんだ‥その2人が溶け合って産まれたのが僕等。だから赤と青の混ざった紫の羽根になるんだ。パパとママはいつだってラブの中に居るんだよ」

【ラブは堪えきれずに静かに泣いていました。その時、アイムとラブの羽根が光り、赤と青の羽根へと変わりました。アイムはラブを抱き締めて続けます】

アイム「いつか、1つになろうね、ラブ」

【ラブは涙でぐしゃぐしゃな顔で頭を縦にぶんぶん振りました。ラブにもいつか受け入れられる日が来るでしょう。その日まで2人は仲良く暮らすのでしょう。命をかけるのではなく、命を迎えることなのだと‥―】
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