冷たい月


服が


まるで


2人を隔てているように思えた





何度抱いても璃空が欲しくて


璃空もそれに


答えてくれた






吐息と


璃空の香りが


空気に溶け込んで


それを


吸い込むたび






―ここは俺の部屋か?







そう感じ




乱れながらも



全身で俺を


受け入れてくれる璃空





気づけば明け方になっていた






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