冷たい月


時計は

午前10時を回っている



璃空は

まだ寝息をたてて

眠っている



軽く口づけをし

璃空を起こさないように

ベッドを出た




服を身につけて

キッチンでコーヒーを

ドリップする



って言っても

マシーンがやるんだが…






タバコを吸いながら

待っていると



『コーヒーのいい香り』



俺のスウェットを身につけて

璃空が起きてきた



『おはよう』



『私もー飲みたぁーいー』


伸びをしながら璃空が

そう言う

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