冷たい月
『歳は
安曇先生と同じだよ
青年実業家ってやつなんだよね』
思わず
ドキッ!っとしてしまった
『そ、そ、そうなんだ…』
『で、璃空は?』
『沙麻亜を
信じてないわけじゃないよ。
けど…』
そう
言い触らされたら
良治に迷惑がかかる
けど
沙麻亜も
話してくれたんだからと
話す事にした
『……沙麻亜のいう通り
付き合ってる人がいるんだけど…』
『やっぱりね!年上でしょ?』
さすが沙麻亜は鋭い
『うん…沙麻亜も知ってる人だよ』
『マヂ!?誰?だれ??』
『安曇…先生…』
『えぇぇぇぇぇー!』
沙麻亜がすっごく驚いて
それからしばらく何も言えない状態で
固まっていた
お互いの恋を応援し合い
困った時は必ず相談すること!
って沙麻亜に念押しされて
相手が良治で良かったって
目に涙を溜めながら言ってくれた
良治にも沙麻亜に
付き合ってる事を話したと
メールで伝え
最初は驚いてたけど
璃空の大切な友達ならと
理解してくれた