冷たい月

『……先生?』

やっと声が出た。


『俺じゃダメか?』

私をまっすぐに見つめる目…



私は、首を横に振る。

現実なのか、夢なのか…


『…私も…好き…』


まっすぐなその目を見ながらそう答えた。






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