あたいの運命
幸せを知らない女。
幼稚園児なのに自殺志願者。
ただ食べては吐き、食べて食べて寝て。
ブクブクブク・・・
母はもう、あたいに興味を持たなくなった。
有難い事に叔父もあたいの体を触らなくなった。
良かった。
小さな幸せ発見。
でも、父はあたいを触り続けた。
「父さんはお前が可愛いんだ。」
意味わかんねーよ。
父は恐らく子供依存症だろう。
友達を作らず、親族を信用せず
あたい達に異様な愛を示す。
でも、それは歪んだ愛情・・・
あたいには苦痛でしかなかった。
姉には触らない。
上手く抵抗したから。
でも、あたいは何度抵抗しても、触られ続けた。
胸を揉まれ、微笑まれた。

ほら、言ってよ・・・母さん。
いつもみたいに。
「あんたなんか産むんじゃなかった!!!」
それでいいよ。
あたいは、いつでも消えるよ。
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