あたいの運命
『お母さん、助けて』
叫びたくても声は届かないだろう。
届いても助けてはくれないだろう。
あたいに興味がなかった。
孤独のどん底に陥った
あたいの周囲で
いろいろなことが起きた。
生活雑貨が畳の上で
突然、動きだしたりー・・・
誰もいない客間のテーブルに置かれた
コップに油が浮いたりー・・・
夜中に幻覚を見たりー・・・
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