あたいの運命
「おい、ブタ」
「お前のことだ、礼恩。」
「・・・はい。」
これが当時の会話だった。
悔しかった。
憎かった。
何で、こんな奴にブタなんて
言われなきゃいけない?
自分に聞いた。
答えは出ない。
多分、一生でない。
それが、答えだから。

叔父がまた呼ぶ
「おい、ブタ!」
「・・・はい。」
「そうじゃないだろう?ブヒヒヒヒだ。
そう言えよ?」
「もう一度、言うぞ。」
「おい、ブタ!」
「ブヒヒ・・ヒヒ。」
ころしてやりたかった。
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