黙れヘタレ

私はそのあとについて行く。
カバンから財布を取り出して
500円を投入口へ入れた。

……。

「おつりは出ねーよ、
嬢ちゃん」

ニタッと笑った運転手さんに
初めて殺意を覚えた。



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