黙れヘタレ
5【雨はキライだ】
【雨はキライだ―プロローグ―】
ここのところ
天気が変わりすぎ。
これもお前のせいか、
温暖化くん。
なんて語ってる暇はない。
正午からの降水確率90%
私は曇り空の下、
必死で自転車を漕ぐ。
寝坊よ、言っておくけど。
急いでいるときって
やけに信号につかまる。
200m先の信号、点滅。
立ち漕ぎで全力疾走。
だが、残念ながら50m
手前で赤になりチャリの
スピードを緩めた。
すると信号を渡った
向かいに男子がチャリに
乗ってこちらを見ていた。
あまり目立つ所はないが
高橋だと分かる。
まさか私を待ってくれている?
有難いが待ってくれても
遅刻が回避される訳ではない。
ここのところ
天気が変わりすぎ。
これもお前のせいか、
温暖化くん。
なんて語ってる暇はない。
正午からの降水確率90%
私は曇り空の下、
必死で自転車を漕ぐ。
寝坊よ、言っておくけど。
急いでいるときって
やけに信号につかまる。
200m先の信号、点滅。
立ち漕ぎで全力疾走。
だが、残念ながら50m
手前で赤になりチャリの
スピードを緩めた。
すると信号を渡った
向かいに男子がチャリに
乗ってこちらを見ていた。
あまり目立つ所はないが
高橋だと分かる。
まさか私を待ってくれている?
有難いが待ってくれても
遅刻が回避される訳ではない。