ひとりぼっちの花嫁



「ここでいいか。」



彼が足を止めたのは 個室料理のお店だった。



「さぁ、行こうか。」




彼がひとりで店の中に入って行った。

腕を解放された私はひとり店の外。







強引に連れてこられたんだ。

来た道を引き返したっていいじゃない。









でも・・・・助けてもらったんだし何も言わずに帰るのは失礼だよね?


一言 断わってから帰ることにしよう。


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