青蝶夢 *Ⅱ*
私の頭の中は、混乱していて
何が何だか分からない。

ただ、分かることは

貴方に逢えて

貴方と触れ合えて

死ぬ程、嬉しい。

私は貴方が

死ぬ程、好き。

その気持ちの反対側で

妻失格、母親失格・・・

重い言葉がズドーンと
重く圧し掛かる。

分かってる・・・

「ヨシノと話がしたいの」

「話なら、昨日しただろう」

「二人きりで話がしたいの
 上辺だけじゃなくて
 もっと深い話
 
 ヨシノの気持ちを
 知りたいの
 
 私の気持ちも知って
 もらいたい」
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