青蝶夢 *Ⅱ*
愛が壊れる
帰り道、芳野は何も話さない。
でも、貴方が何を言いたいのか
私は分かっていた。
だから、貴方が何も話さない
ように、私が一人でいろんな
事を話し続けた。
どうでもいいような事を並べて
・・・・・・
本当は、話すのは
得意じゃないけど・・・
芳野の言葉を聞きたくなかった
から、一生懸命に話した。
「パパが亡くなる前に
この公園でよく遊んだなぁ
砂場でお団子を作ったりして
なつかしい・・・」
「ヒイロ・・・」
「あっ、もうこんな時間
急がないとドラマ
始まっちゃう
早く、帰ろ」
芳野は、さっきよりも
大きな声で私を呼ぶ。
「ヒイロ」
「聞こえてるよ
聞こえてる」
でも、貴方が何を言いたいのか
私は分かっていた。
だから、貴方が何も話さない
ように、私が一人でいろんな
事を話し続けた。
どうでもいいような事を並べて
・・・・・・
本当は、話すのは
得意じゃないけど・・・
芳野の言葉を聞きたくなかった
から、一生懸命に話した。
「パパが亡くなる前に
この公園でよく遊んだなぁ
砂場でお団子を作ったりして
なつかしい・・・」
「ヒイロ・・・」
「あっ、もうこんな時間
急がないとドラマ
始まっちゃう
早く、帰ろ」
芳野は、さっきよりも
大きな声で私を呼ぶ。
「ヒイロ」
「聞こえてるよ
聞こえてる」