青蝶夢 *Ⅱ*
私の背中にかけられた
タオルケットが
ハラリと落ちる。

熱い口づけを交わし
貴方は首筋から胸元へと
唇を落とす。

貴方をもう一度

ベッドに沈める。

横たわったまま、貴方は
私の頬へと手を伸ばした。

その手に甘える私・・・

貴方の胸に、私は
身を沈めて、耳元で囁いた。

「ヨシノ・・・

 死ぬほど、好きなの」

「知ってる」
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